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現金管理のポイント
美容室は現金商売ですので、現金管理は美容室経営で最も大切な業務のひとつです。
美容室が現金管理をするにあたり、ポイントとなるルールが3つあります。
- レジには、毎日定額のつり銭だけを残す。
- 1日の現金売上は、全額預金口座に入金する。
- 仕入や経費は、レジのお金で精算しない。
お店に置かれる現金は「レジ現金」「小口現金」の2種類に分類されます。
レジ現金とは、レジの中に入れている現金で、お客様から代金をいただけばレジに入れ、レジからお釣りを渡します。
小口現金とは、ちょっとした経費などを払うために必要な現金で、「美容器具、道具類などの代金の支払い」「お客様の飲み物やお菓子を買う」「宅配便の代金引換料金を払う」など、様々なケースで使う現金です。
現金管理ではこの性格の異なる2種類の現金を混同させないことが重要です。
レジ現金のルール
究極の現金管理法は現金を置かないことですが、一切置かないわけにはいきませんので、必要最低限の金額にとどめるのがポイントです。
レジ現金の管理には次の2つのルールがあります。
1.レジ現金の動きを単純化する
レジの動きを「お客様から代金をいただく」「お客様にお釣りを払う」だけに絞ることが重要です。
ちょっとした買い物でレジの現金を使った途端、収集がつかなくなってしまいます。
2.レジに入れておく金額を決め、毎日その金額だけを入れる
お客様にお釣りを渡すためにレジに入れる金額(5万~10万円前後)を一定額に決め、1日の営業が終わると、レジにある現金から決めた一定額を差し引いた金額(=売上)を確かめ、翌日預金口座に入金します。
小口現金はオーナーや店長が立て替えて、週または月に一度、領収書と引き換えに振込みで精算します。
現金管理は当たり前のことを毎日継続することが大切です。現金管理を徹底することで事務負担が軽減され、生産性の向上に繋がるのです。